現在ノースディテールでは月に2回のペースで社内ライトニングトークを開催しています。
1人持ち時間5分でテーマは自由です。
ぜひ過去のライトニングトークのブログもご覧ください!
最初の発表は「 伝え方で気をつけていること 」というテーマです。
エンジニアの方は他者とコミュニケーションをとる際にチャットやメールなどテキストでやりとりすることが多いようです。
「顧客に送るメールがわかりにくい文章になってしまった」というご自身の経験から得た、伝えるときに気を付けるポイントをご紹介いただきました。
尾久さんが気を付けていることは以下とおっしゃっていました。
私自身も人に文章で伝えることがとても苦手です。
聞かれた質問に対しての回答を文末に書いてしまって、結局何を言いたいのかわかりにくい文章になってしまうことが多々あります。
聞かれた質問に対する回答を文章の初めに記載すること、メッセージをやり取りした後に相手にどのようなアクションをしてほしいか伝えることを意識しようと思いました。
続いては「DRBFM・トヨタ流不具合未然防止手法のお話」というテーマです。
DRBFMという言葉を初めて聞きました。
Design Review Based on Failure Modeの略で日本語に訳すと「故障モード(不具合)を基にしたデザインレビュー」の事だそうです。
トヨタ自動車によってつくられた不具合影響解析のレビューツールで設計の変更点に着目するのが特徴とのこと。通常のレビューは設計が目的を達成するためにできているかを検討・確認するための設計検証のために用いますが、DRBFMでは可能性のある故障モードに重点を置き、不具合の未然防止を目的としている検証のようです。
DRBFMワークシート作成して、複数名で集まってレビューを行うという点が大変興味深かったです。
DRBFMだけでなく、以前のライトニングトークのブログでもご紹介した「なぜなぜ分析(概論)」もトヨタ自動車が発祥とのこと。
以前トヨタ自動車のOJTに関する本を読んだ時もとても勉強になったので、この機会にまた文化やノウハウを勉強したいと思いました。
最後は「フィギュアスケートのジャンプで見るデシジョンテーブル」についてです。
デシジョンテーブルとは データや条件の組み合わせに対する動作結果を表にしたものです。
複数の条件が重なり合うようなテストをする際に、条件とその組み合わせを洗い出すときに役立つとのことです。
今回はデシジョンテーブルをフィギュアスケートのジャンプを例に活用を教えていただきました。
フィギュアのジャンプは種類が沢山あり、実際の演技を見ただけではどのジャンプをしているか全くわかりませんでしたが、木原さんの発表のように条件を分解すると意外とシンプルなものだと気づきました。
存在しない選択肢を除外し、回転方向を左回転のみとしたときの選択肢は以下の表になります。
そして洗い出した条件を組み合わせたディシジョンテーブルは以下になります。
16パターンのうち、6つのみが採点の対象だそうです。
すべての組み合わせに対してジャンプの名前がついているわけではないことも驚きました。
一見難しそうなデシジョンテーブルですが、要素を分解して情報整理する手法は、様々な場面で活用できると感じました。
発表者3名中2名が初登壇ということで、普段来られていない方も観覧に来てくださっていた印象です。
テレワークのメンバーも観覧できるように今回もオンライン配信を行いました。
ライトニングトークは一人あたり5分間の発表なので、どんなに長くてなったとしても30分以内に終ります。
多少忙しくても30分だし…と思ってぜひ聞きに来ていただきたいです。
全然興味がなかったテーマでも、新しい発見があったり、他部署の方と交流することができたりします。ライトニングトークは強くおすすめしたい社内イベントです!
次回は8月27日(木)の14時30分からです。
今からとても楽しみです!