「L」レズビアン（女性同性愛者）、「G」ゲイ（男性同性愛者）、「B」バイセクシュアル（両性愛者）、「T」トランスジェンダー（身体と心の性が一致しない人）の頭文字をとった言葉で、これまで典型的とされていた性の在り方にとらわれない人々（性的マイノリティ）の総称の一つです。
更に、性の在り方を男・女だけで考えないという意味でLGBTにQ+を加えて「LGBTQ+」と表現されるようになりました。「Q」はクエスチョニング（性のあり方をまだ決めたくない、定義づけたくない）、クィア（包括的な性的マイノリティ）を表現し、「+」にはLGBTQ以外の多様な性、アセクシャル（性愛の感情を他者に持たない人）などを表現しています。
第1ステップとして「知る」をテーマに取り組んでいます。
・担当者の外部研修参加
・講師を招いての全従業員向け研修
担当者が先頭に立ち制度を変えることも重要です。しかし、制度整備だけでは、周囲の理解が得られず、表面的な取り組みとなるケースが多いです。当社では全従業員向けに研修を実施することで、正しく「知る」機会を提供しています。研修後は従業員同士で意見交換をしている様子も見られ、今後の施策実現のため、しっかりと地盤を固めることが出来ました。
この啓蒙活動が札幌市に認められ、この度当社では星1つの評価をいただいております。
当社が実現したいことはLGBTQ+を特別視するのではなく、「自分らしく生きる」を当たり前にすることです。当社には服装自由、フルリモート勤務可能といった従業員の裁量に委ねる制度が多くあり、実現に適していると考えています。
一方で、両立支援と比べるとLGBTQ+支援は不足しており実現を困難にしています。この現状を打破すべく、内部体制の構築、福利厚生の改定に向け準備を進めております。パートナー関係にある方には福利厚生制度の適用範囲を拡充することで、両立支援と遜色ない制度を目指します。
