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2021.06.07 勉強会

第29回ライトニングトーク~ISTQB紹介・言語化・武器を複数持つことでコモディティ化のリスクに備える~

現在ノースディテールでは月に2回のペースで社内ライトニングトークを開催しています。
1人持ち時間5分でテーマは自由です。
ぜひ 過去のライトニングトークのブログ もご覧ください!

本日の3つのコンテンツ

  1. ISTQBの紹介⑥テストプロセス
  2. 「言語化」-言葉にする そして伝える-
  3. 武器を複数持つことでコモディティ化のリスクに備える

ISTQBの紹介⑥テストプロセス

近藤さんによる「 ISTQBの紹介⑥テストプロセス 」というテーマの発表です。

ライトニングトークではお馴染みの「ISTQBの紹介」シリーズの第6弾目です!
▼前回の記事はこちらから
第1弾 テストの目的
https://www.northdetail.co.jp/blog/1562/
第2弾 テスト・デバッグ、テストの必要性
https://www.northdetail.co.jp/blog/1573/
第3弾 成功に対するテストの貢献・品質保証とテスト
https://www.northdetail.co.jp/blog/1621/
第4弾 エラー、欠陥、および故障
https://www.northdetail.co.jp/blog/1624
第5弾 テストの7原則
https://www.northdetail.co.jp/blog/1633

以前木原さんもこの団体のお話をライトニングトークでされていましたのでぜひご覧ください!
▼詳細はこちら
ISTQBテスト技術者資格制度 Foundation Level シラバス 日本語版 の輪読会やりませんか
https://www.northdetail.co.jp/blog/1301/

今回は、テストプロセスに影響するものについて説明してくださいました。

  1. 使用するソフトウェア開発ライフサイクルモデルとプロジェクト方法論
  2. プロダクトとプロジェクトのリスク
  3. 運用上の制約
  4. ビジネスドメイン

特に気になったのが「3.運用上の制約」です 。
プロジェクトの予算や、人の数や使用する道具などのリソース、スケジュールや関わってくる人たちの複雑さ、規制・契約の制限などによって、テストの仕様は大きく変わってしまうそうです。
初期段階で、制約を確認しておくことが大切なのかなと思いました。
一言に「テスト」と言っても、さまざまな事象に影響され、的確な判断・実践を求められるとても難しいフローなのだと改めて感じました。

「言語化」-言葉にする そして伝える-

続いては「「言語化」-言葉にする そして伝える-」です。発表は増川さんです。

業務での「伝え方」についての発表をしてくださいました。今回は主に「書く時の伝え方」のお話です。

「言語化」とは

言葉で表現すること。感情や直感的なものを説明・伝達可能にすること

  1. ヒトがよりよいコミュニケーションを行うために得たスキルが言葉
  2. 言葉とともにヒトは進化し人間になる
  3. なので言葉は人間のコミュニケーションの多くをつかさどる

言葉は非常に大切なコミュニケーションツールですが、伝え方を意識しないと相手にうまく伝わらないこともあります。
伝えたいことを上手に言葉で伝えるコツをいくつか教えてくださいました。

  • 相手との関係性をはかる
  • コミュニケーションツールの特性を理解する
  • 相手の立場を考える
  • 必要かつ充分な情報を提示する

自分のことだけ主張しても、相手に正しく伝わるとは限りません。
相手がお客様なか、取引先なのか、どのような情報を先に伝えればすぐに伝わるのか、
「相手の目線になって考える」ことが大切だそうです。
これは本当にその通りだなと思いました。

大切なのは伝える工夫

  • 頻繁なやりとりが必ずしも伝わりやすいとは限らない
  • メールの場合は、題名や話の冒頭に内容の骨子をもってくると対象者が判別しやすい
  • 伝える相手が明確なのであれば、名指しをする

相手のことを考える=言いなりになることではない

お客様相手だとつい意向を汲みたいと思うものですが、例えば無理難題を言われた時でも
「どうしてその要望には応えられないのか」をわかりやすく、完結に伝えることでお客様もわかってくださる可能性が高くなると思います。

「伝える」という行動は社会活動をする上で必ず発生します。
相手のことを考え、「どうすれば相手に伝わるか?」「簡潔な言葉で、的確に伝える」ということを念頭におき工夫を重ねていけば、 より相手に伝わりやすくなると思いました。

武器を複数持つことでコモディティ化のリスクに備える

最後は「 武器を複数持つことでコモディティ化のリスクに備える」というテーマです。こちらは丸野さんの発表です。

参考書籍:僕は君たちに武器を配りたい
出版社 : 講談社 発売日 : 2011/9/22

コモディティ化とは?

市場参入時に高付加価値を持っていた商品の市場価値が低下し、一般的な商品になること。
性能や機能・品質などで差別化できず、価格以外に競争の焦点がない状態になること。

例)
牛丼屋 10円単位の値下げ競争
テレビ 性能はどの企業も大きく変わらない

転職活動でいうと…
同じスキルをもった人が2人いれば、希望年収が低いほうが採用されやすい

非常に厳しい現実ですがそうなりそうです。
webディレクターとして参画した去年の夏に丸野さんは、自分がコモディティ化しないための方法を考えたそうです。

コモディティ化しないために取り組んだ丸野さんが取り組んだこと

元々Web業界の出身ではない丸野さんは、Webデザインやコーディングの知識はそこまで高くありませんでした。 そのため、既存スキルのボトムアップの他に、他のスキルの強化に取り組んだとのことです。

  • Webマーケティングの勉強やPR提案
  • Google広告資格試験
  • GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)

など、周辺スキルの取得に取り組んだことで全体的なスキルの強化を行ったとのことでした。
何かの知識に特化していることも大切ですが、複数のスキルを持ち、総合力の底上げをすることで丸野さんの武器は増えたそうです。

自分のスキルを冷静に見つめ、スキルアップに繋げられるとまた新たな発見がありそうです!
働き方も多様化している世の中なので、私もぜひ参考にしたいなと思いました!

あとがき 

札幌は再び感染が拡大し、North Detailもフルリモートの日々になってしまいました…。
そんな中でもライトニングトークが社員の皆さんのコミュニケーションの場になっています。
増川さんの発表してくださった「言語化」の工夫ですが、日ごろから意識することで直接コミュニケーションが取れないコロナ禍でも有効なのではないかと思いました。

「私も仕事で思ったことを発表してみたい!」と思った方は次回以降ぜひ参加してみてください!連絡お待ちしています!


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