BLOG ブログ


2022.09.12 デザイン

Photoshopの便利機能~アクションとバッチ~

こんにちは!デザイナーKです。

単純作業を繰り返し行う時、「Photoshopが自動でやってくれないかな~」と思う時がありますよね。
なんと、やってくれる時があります。

今回は、そんな機能について紹介したいと思います。

アクションとバッチ

「アクション」とは、Photoshop上での連続した作業を記録し、ボタン一つでその作業を再現する機能です。
「バッチ」とは、複数の画像ファイルに対してアクションを実行できる機能のことです。

今回は、画像をリサイズして別名で保存する処理を一括で行おうと思います。

下準備

一括で処理したい画像を同じフォルダに格納しておきます。また、リサイズ後用のフォルダも用意しておきます。
今回は、「images」に画像を用意し、リサイズ後用の画像置き場に「バッチ処理済」フォルダを用意しました。

一括処理用に画像を用意したフォルダの状態

アクション設定用に、imagesフォルダから画像を1枚開いておきます。
以上で準備は完了です。

画像をPhotoshop上で1枚開いた状態
おいしそうなカレーです。

①アクションを設定する

Alt+F9か、ウィンドウメニューからアクションパレットを開きます。

アクションパレットを呼び出している状態

下部の「新規セット」ボタンから新規セットを作成し、任意の名前をつけます。

アクションボタンを押し、作ったセットの中に新規アクションを作成します。アクション名を任意で設定し、「記録」ボタンを押します。

記録ボタンが赤くなり、記録が始まりました。

アクションパレット(記録ボタンの説明)

この状態で、画像を処理していきます。今回は画像のリサイズをするので、
画像解像度を変更→web用に保存→元ファイルを保存せずに閉じる
の順序で処理します。

画像解像度を変更している状態
画像を別名で保存している状態
元画像を保存せずに閉じる状態

アクションパレットの停止ボタンを押し、記録を停止します。
これで、一連の作業が記録されました。

アクションパレット(停止ボタンの説明)

②バッチを実行して一括処理を行う

では、いよいよ一括で画像処理を行っていきます。
「ファイル」メニューから自動処理→バッチを選択します。

Photoshopでバッチ機能を呼び出している状態

ダイアログが表示されるので、先ほど記録したアクションを選択します。
【実行】
セット…セットの選択
アクション…アクションを選択
【ソース】
バッチを適用させる対象を選択(今回はフォルダを選択)

設定が完了したら、OKボタンを押します。

バッチのダイアログが開いた状態

バッチが実行され、あっという間に画像処理が終わります。
「バッチ処理済」フォルダを確認すると、加工済の画像が保存されています。

バッチ処理済みの画像が保存されているフォルダの状態

まとめ

同じ作業が何度も必要な時、「アクション」機能と「バッチ」機能は合わせて使うととても便利です。
最初の設定が少し大変ですが、覚えるととても時短になります。

是非活用してみてください!


一覧に戻る


LATEST ARTICLE 最新の記事

CATEGORY カテゴリー