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2023.12.28 デザイン

モバイルファーストデザインとは?

今回は近年流行しているモバイルファーストデザインについて勉強した内容をご紹介します。
「モバイルファーストデザイン」とは、スマートフォンなどモバイルデバイスでの表示を優先的に考慮した、ユーザーの利便性・体験を高めるための考え方です。
従来はレスポンシブデザインでモバイル向けのデザインを制作していましたが、近年はモバイルファーストデザインが急増している印象です。

モバイルファーストデザインが流行っている理由

PCよりもスマホでインターネットを利用している人のほうが多い

総務省の通信利用動向調査によると、2022年の端末別のインターネット利用率(個人)はスマートフォン71.2%、PC48.5%という結果となっており、PCよりもスマートフォンでインターネットを利用する人の方が多いことがわかります。
出典:総務省「通信利用動向調査」

制作の工数が少なく済むためコストが抑えられる

スマートフォンとPCで同じデザインを使用するため、レスポンシブデザインよりもデザイン制作、実装、チェック、公開までの期間が短縮され、コストが抑えられるというメリットがあります。

SEO対策

Google検索において、モバイルファーストインデックスというモバイル版Webページを優先的に評価対象とする仕組みがあるため、モバイルファーストデザインはSEO対策に効果がありそうです。

レスポンシブデザインとは何が違うの?

レスポンシブデザイン

PC向けのデザインをベースに、その他のデバイスごとの画面のサイズに合わせてデザインの配置やレイアウトが調整されます。

モバイルファーストデザイン

モバイル端末の横幅に合わせてレイアウトを行ったデザインをベースに、PC画面に拡張していきます。

モバイルファーストデザインを制作するときのポイント

スマートフォンで見たときに利用しやすいデザインにする

モバイルファーストの最も大事な条件としてまずスマートフォンで見たときに利用しやすいデザインでなければいけません。
そこで以下のポイント意識することで見やすくなりそうです。

  • 文字のサイズを大きめにする
  • ボタンなどのリンクは指でタップしやすいデザイン、サイズにする
  • スクロール量を減らすためコンテンツのボリュームに気を付ける
  • 1カラムでシンプルにまとめる

PCデザインはメインコンテンツ外のスペースをうまく利用する

モバイルファーストデザインをPCで表示すると、メインコンテンツ幅がモバイル端末に合わせてあるため横にスペースができる状態になります。
スペースを利用するため、どんな情報を載せたらよいか調べてみました。

  • ナビゲーション
  • 写真、動画、イラスト
  • 誘導するためのリンク
  • 補足情報(電話番号、住所、QRコード、予約画面など)

サイトのコンセプトに合った情報やビジュアルを載せているサイトが多い印象でした。
目的やターゲットに合わせてスペースを利用するのが良さそうです。

ユーザーを飽きさせない工夫を取り入れる

通常のPCデザインに比べ、モバイルファーストデザインはメインコンテンツ幅がスマートフォンに合わせているためスクロールが多くなることから、ユーザーの離脱を防ぐための工夫を取り入れることもポイントになりそうです。

  • 動き
  • エフェクト
  • アニメーション
  • 動画

調べてみたところ上記のようなスクロールしたくなる工夫をされているサイトが多くありました。

あとがき

今回はモバイルファーストデザインについてご紹介しました。
どんな端末でも見やすいようユーザビリティがよく考えられており、時代のニーズに合ったデザインだと思います。


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