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2024.04.12 TECH

Excelで簡単に集計する方法

Excelで、情報がバラバラに記載されていて、それらの情報をまとめて集計したい、という場合があります。
そのような場合に、簡単に集計ができて、見て分かりやすく表示できる方法があるので、その方法を紹介します。

例えば、以下のExcelの表では、「案件名」や「社員名」、「作業日」等の情報が記載されています。
この情報を集計して、社員ごとに、各月・各案件にかかっている作業時間を知りたい、という例を見てみます。

ピボットテーブルの利用

ピボットテーブルは、Excelで集計を自動的に行ってくれる便利な機能です。

▼サンプルダウンロード

ピボットテーブルを作成する

Excelの「挿入」メニューにある「ピボットテーブル」を選択して、「テーブルまたは範囲から」の項目を選択します。

「テーブル/範囲」の項目には、表の内容全てを選択します。
配置する場所は「新規ワークシート」を選択します。

Excelに新しいシートが追加され、「ピボットテーブルのフィールド」画面が表示されるので、集計したい項目(フィールド)を選択します。
ここでは「案件名」「社員名」「作業月」「作業時間」を選択します。
すると、その内容で一瞬で集計表示されました。

ピボットテーブルの内容を変更する

上記の表の場合、各案件ごとに、社員・作業月・作業時間が表示されていますが、各社員ごとに情報が見れるように変更します。
「ピボットテーブルのフィールド」画面の下の方に「行」の項目があります。

この中の「社員名」の項目をマウスでドラッグして、「案件名」の上(一番先頭)に移動します。
すると、各社員ごとに集計結果の表示が変わります。

絞り込み表示

表示したい内容を絞り込むことも可能です。例えば、表示する「担当者」を絞り込むなどです。
ピボットテーブルの上にカーソルがある状態だとExcel上部に「ピボットテーブル分析」のメニューが表示されます。
メニュー内の「スライサーの挿入」の項目を選択します。

スライサーの挿入画面が表示されるので、「社員名」を選択します。

社員名の絞り込み画面が表示されるので、上部の「複数選択」ボタンを選択して、絞り込みたい社員の情報を選択します。

すると、絞り込んだ情報のみが表示されます。

グラフで表示する

「ピボットテーブル分析」メニュー内の「ピボットグラフ」を選択します。

グラフの挿入画面から好きなグラフを選択します。
ここでは、「縦棒」の「3-D 集合縦棒」を選択してみます。

集計結果のグラフが表示され、目で見て分かりやすくなりました。
グラフは色を変えたり、さらに見やすくする調整も可能です。

まとめ

Excelのピボットテーブルの機能を使うと、簡単に集計ができ、グラフ表示で分かりやすくすることも可能です。
集計されていないExcelの数値データだけだと理解しづらい内容も、このような工夫で理解しやすくなって、データの有効活用ができるようになりますね!


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