普段webサイトを見るために入力したり、表示されていたりするURL。
例えば弊社webサイトであれば「https://www.northdetail.co.jp/」という、いかにもノースディテールのURLというものすごくわかりやすい文字列となっているかと思います。
実はこれは「DNS」と呼ばれるシステムのおかげでwebサイトに接続できる仕組みになっているようです。
ということで今回は、インターネットを快適に利用する仕組みの一つである「DNS」について調べてみました。
それではいってみましょう。
DNSとは「Domain Name System」という、インターネット上でコンピュータやサービスを識別する仕組みとなります。
ただ、これについて知る前に知っておかなければいけないことがあります。
それが「IPアドレス(Internet Protocol Address)」になります。
そもそもインターネット通信においてwebサイトやコンピュータなどはIPアドレスというインターネット上の住所のようなもので識別されています。
IPアドレスは「000.000.000.000」というような数字の羅列で表現され、例えば「192.168.XXX.XXX」のように数字が入るイメージです(Xにも数字が入ります)。
そしてこの数字の羅列がインターネットやコンピュータなどの住所のようなものになります。
ですので、今この記事を見ていただいている方も上記のような数字の羅列の住所にアクセスしているから見られる、という形になります。
ただ、ここで疑問が生じることでしょう。
「そんなわかりにくい数字の羅列を見た覚えはないし、URLだって普通の文字列じゃないか」と。
そこで登場するのがDNSになります。
IPアドレスというのは前述の通り数字の羅列で表現されるのですが、これはコンピュータは全く問題ないのですが、人間としてはすごくわかりにくいものになっています。
例えば人間的な感覚に置き換えて考えてみましょう。
住所でいうと、北海道札幌市中央区◯条◯丁目…というように意味のある文字列化がされているからこそ覚えやすいのであって、もしこれが1155157939082(数字は適当です)という数字の羅列であれば人間の感覚ではなかなか覚えにくいものになるかと思います。
さらにそういった似通った羅列の住所が無数にあるとしたら…?
とてもじゃないですが直感的に場所がわかりにくいですし、利便性があるとは言い難いですよね。
IPアドレスは先程の例でいう「1155157939082」という数字の羅列にあたります。
これを「北海道札幌市中央区◯条◯丁目…」というようなわかりやすい文字列で表現しても同じ場所につくようにしてくれるのが「DNS」になるのです。
なんとなくIPアドレスとDNSの関係がわかったところで実際のwebサイト閲覧について、DNSがどのように影響しているかについて見ていきましょう。
基本的に先ほどの例から見てもわかるとおり、人間はある程度意味を持った文字列のほうが覚えやすいことがわかります。
URLはその一例とも言えますが、「https://www.northdetail.co.jp/」というURLを人間は覚えやすく識別することができます。
ちなみにこのURLの「northdetail.co.jp」の部分が「ドメイン」と呼ばれるインターネット上の固有の住所になります。
しかしながら、コンピュータではドメインのような文字列ではなくIPアドレス(XXX.XXX.XXX.XXX)でしかwebサイトに接続することはできません。
この人間とコンピュータの食い違いを埋めるために間に入り変換作業をおこなうのがDNSになります。
この仕組みにより人間は覚えやすいURLでインターネットを楽しむことができるのです。
以上を踏まえてDNSを利用したwebサイト閲覧の基本的なフローを見ていきましょう。
といったフローでwebサイトをわかりやすいURLで閲覧することができます。
DNSは、インターネット上の住所録のようなものであり、ドメインとIPアドレスの対応表を管理しています。この仕組みがなければ、webサイトにアクセスするために複雑なIPアドレスを覚えなければならなくなってしまうというユーザーとしては非常に利便性の悪いものになります。
DNSはインターネットを支える重要な仕組みの一つであり、日々のインターネット利用を簡単・スムーズにしてくれています。
しかもそういった重要な処理をユーザーからすると感じ取ることができないくらいのスピードでこなしてくれるということを改めて考えると、普段当たり前のように触っているコンピュータ機器には驚かされるばかりです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。