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2024.08.27 デザイン

North Detailが入るビルでアクセシブラリしてみた(アクセシビリティなものを見つけに街ブラリ)

こんにちは!普段、自治体のサイトをコーディングしながらアクセシビリティについて考えることが多いtaichiです!

週末、会社のメンバーと「アクセシブラリ」をしてきました🚶
アクセシブラリとは、アクセシビリティ界隈の一部で使われている造語で、街ブラしながらアクセシビリティに関係するものを見つける取り組みのことです。

今回選んだ場所は、弊社が入っているさっぽろ創世スクエア!

普段働いている場所は、どんなアクセシビリティなものに囲まれているのか?
いろいろな発見があったのでブログにしました。

実はスロープになっていた!

この写真は、地下からさっぽろ創世スクエアに入る出入り口。何も意識せず歩いていたこの道、平らな道だと思っていたのですが実はスロープになっていたんですね。段差がないので車椅子も出入りできそうです。

写真: ゆるやかなスロープ。壁には手すりが設置されている。

スロープは車椅子ユーザーだけのものではない

ベビーカーを押す母親らしき人がスロープを使っていました。スロープが車椅子だけじゃなくてベビーカーにも役立っているシーンでした。

他にも例えば、荷物を荷台に載せて運ぶ人にとってもアクセシビリティが高くなると思いました。

写真: 4段の階段の横にスロープが設置されている。壁には手すりが設置されている。

いろいろなところに点字

いろいろなところに点字が設置されていました。案内に関連するところに設置されている気がしました。

そういえば点字にはどうやってたどり着くんだろう?というのが気になりました。視覚で周りの状況を把握できない場合、点字がどこにあるかもわからない気がしていて。ここらへん勉強してみたいです。

写真: エレベーターのフロア選択ボタンの横に点字が記載されている。
写真: トイレの案内に点字が記載されている。

オストメイト対応トイレ

さっぽろ創世スクエアのトイレは、オストメイトに対応されていました。

オストメイトとは、様々な病気や事故などにより、お腹に排泄のための「ストーマ(人工肛門・人工膀胱)」を造設した人のことを指します。そして、ストーマからの排泄物の処理が行いやすいように設計されたトイレのことを「オストメイト対応トイレ」といいます。

より多様な人が施設を利用するためには、物理的に施設にたどり着くための視点以外にも、施設でどう過ごすことになるかという視点も大切だと思いました。

車椅子マークとオストメイトマークの2つが設置されているトイレ

スロープの横に設置されていたインターホン

スロープという設備だけですべてが解決できない可能性もあると思いました。例えば自力で坂を登れないかもしれません。必要な配慮を得られる仕組みも用意されているんだなという発見でした。

写真: 壁に車椅子マークが表示されており、その下側には進む方向を伝える矢印が表示されている
写真: インターホン。下側にメッセージが貼られている。「車椅子でお手伝いが必要なお客様は、このインターホンでご連絡ください。」と書かれている。
写真: スロープの入口。

さっぽろ創世スクエア内外の点字ブロック

さっぽろ創世スクエアの外周の歩道の点字ブロックは、その外側だけ歩道のタイルが黒くなっていました。周りのタイルの色が薄いのでおそらくコントラストを保つためにこのデザインになっているんじゃないかと思いました。

写真: 歩道の点字ブロック。歩道の色はベージュのような色だが、点字ブロックの左右だけ黒になっている。

さっぽろ創世スクエア内の点字ブロックは、シルバーと黄色の点字ブロックが使われていました。

ちなみに、外周の点字ブロックはさっぽろ創世スクエア敷地内の点字ブロックと繋がるように設置されていました。施設内だけでなく、施設外のことも考えられていてなるほどと思いました。

写真: 歩道の点字ブロックと創世スクエアの敷地の点字ブロックが繋がるように設置されている。

まとめ

何気なく過ごしていた空間ですが、意識して観察するといろんなアクセシビリティなものに囲まれていることを実感できました。楽しかったのでまたやりたいな~と思ってます!

意識的に観察しないと気づかなかったものもあり、それだけ日常に溶け込んでいて当たり前になっているということだと思いました。Webアクセシビリティも当たり前のものになるように日々取り組んでいきたいです。


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