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2020.05.08 品質管理

チェックシート~見落とし防止

チェックシートとは

項目のリストにチェックをつけるものです。 出席簿もチェックシートの一つなので、一度は見たことがあると思います。
チェックシートは扱いが簡単で見通しがよく、誰でも使用しやすいツールです。
半面、チェックシートはチェック項目とチェック以外の情報が得られないため、情報が足りなくなる場合があります。

どういう時に使うとよいか

チェックをつけることの効能は大きく2つあります。
・起きたことの記録をつける
・見落としを防ぐ
順番に見ていきましょう。

起きたことの記録をつける(記録チェックシート)

一般に縦横に項目を持つマトリクスシートになります。
どの区分、箇所に問題が起きているか表します。

例)食品製造ラインのチェックシート
4月1日。整備不良1件、形状不良3件。
4月2日。形状不良1件。
4月3日。形状不良1件。
4月4日。異物混入3件 etc...

⇓チェックシートに記入する

問題発生の偏りやばらつきが可視化されることで、改善すべき点を見つけ易くなります。 しかし、問題が起きた原因や、発生時にどう対応されたかはこれだけでは読み取れないので、別途補完する文書が必要になることもあります。

見落としを防ぐ(確認チェックシート)

確認する項目を縦または横一列に書き出して、確認が取れたものにチェックマークを入れていきます。

例)デプロイ作業をする
コードのdiff確認、プルリクエスト、リグレッションテスト...

⇓チェックシートに記入する

チェックを記していくことで抜け漏れが無くなり、どこまで確認しているかも分かるようになります。これだけではチェックの有無以外の情報は分からないため、こちらでも別途補完する文書が必要になることがあります。

まとめ

  • チェックシートは見落としを防ぎたいときに使用する。
  • チェックシートは簡易記録をつけたいときにも使用できる。
  • 簡単で見通しがよく、使用しやすい。
  • それだけでは情報が不足することもあるので、別途文書を用意することもある。

≫次回:パレート図~優先すべきものを見つける


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