経営管理Division
1986年生まれ。立命館大学産業社会学部卒。
外食産業、自動車産業、IT産業のファイナンス部門を経て、2019年から当社管理部門責任者として従事。
小学校までは、バスケ、卓球、水泳、空手、釣りなどなど気になることを手あたり次第にやってみるという感じでしたが、小学校の先生の影響で高学年からギターを始め、中学は管楽器に興味を持ち、そこからは楽器一色の青春時代に。
中学から大学まで吹奏楽部に在籍し、楽器はバストロンボーンをメインに、ホルン以外の金管は一通りコンクール出場レベルで経験しました。大学では120名規模のバンドで学生指揮者の経験も。
高校、大学はいわゆる強豪校だったので全国大会金賞受賞や国内外へ遠征も結構行きました。
吹奏楽の合奏の広がりや感動など純粋に楽しいものですが、当時は過酷過ぎて「楽しくないな」と思う時もありました。逃げ出してしまうこともできましたが、部員全員で同じ目標に向かう熱量、目標を達成したときの達成感や逆に達成できなかったときの悔しさ、本気で向き合っている仲間としか共有できないこういった瞬間が好きでこの環境に身を置き続けました。今思うと、この時期の経験があるからこそ「乗り越えられない事はない」と感じています。
楽器に本格的に熱中し、楽しいと感じられるようになった頃から漠然と音楽に関わる仕事に憧れていました。実際にサウンドクリエイターにチャレンジしたこともありましたが、やはり狭き門ということとリーマンショック後の市況の厳しさでなかなか上手くいきませんでした。
一方、当時すでに家族の将来を真剣に考えていたので早く安定した職業に就きたかったため、音楽関連ではない飲食業界に就職しました。このときの選択に後悔はしていません。
飲食店の店長や新店の立ち上げなどを経験したのち、経理部へ。その経理部で出会った部長の存在が私のその後の選択に大きく影響を与えています。言わば恩師ですね。
厳しい部長だったので合わない人たちも多かったですが、私は一緒に仕事をしていく中で、彼の経験値、固定概念や常識にとらわれず志したものを成し遂げる力、人間味溢れる魅力に惹かれ、彼の背を追い、彼を追い越すことを目標に「経理という道でキャリアアップし管理本部長という立場になりたい」と考えるようになりました。
その後、家族とともに北海道への移住を機に転職しました。上場を目指し複数名の会計士が在籍する環境に強く惹かれIT業界へ。その方たちからは多くの学びがあり、期待通りのものを得られ、実を結んだ転職でした。
それからの数年間は怒涛のような日々でしたが、ノースディテールの立ち上げに関われたことはとても貴重な経験でした。
現在は、立場的には経理部長を追い越す目標を達成したと言えるかもしれませんが、本質的な意味ではまだ目標達成に至っていないと考えています。私も彼のように誰かの人生に良い意味で影響を与えられる人間になりたいと思っています。
日々仕事をしている中で自分自身を突き動かしているものは、
受ける“期待”とそれに対する“責任”だと思います。
会社組織に対する責任。従業員、その家族に対する責任。取引先に対する責任。
任せてくれるという期待が自分を突き動かし、任せられた責任を果たす。
今よりも少しだけ背伸びをして意識的にステップをあげていくことで、見える景色が変わり、守備範囲が広がります。
そうして沢山のことを吸収していく中で立場が変わり、更に見る視点が変わっていきます。
期待に応え、責任を果たす。自分がやってきたことが実ったときは幸せを感じます。
一番わかりやすいところで業績目標やその他計画を無事達成できたときは達成感を感じますし、素直に嬉しいです。
また、メンバーやその家族を含めて「NorthDetailでずっと働きたい」、「NDに戻ってきたい(実際に戻ってきてくれました)」といった声や、ご友人や近しい間柄の方を会社に紹介してくれるなど、こういったシーンはとても嬉しいですし、励みになりますね。
もちろんお取引先様から「別案件もお願いしたい」「他社から御社に切り替えたい」「取引先を紹介したい」こういったお声をいただいたときは、社として認められている必要とされていることに嬉しさもありますし、何より前線で頑張ってくれているメンバーを誇らしく思います。
プライベートでは、やはり家族の「おかえり」が一番しみますね。
どんなに疲れていても一発でまた頑張ろうと思え、子供たちが誇れる父親でありたいと切に思います。
仕事面で言えば大きく分けて下記3つです。
①ベースとなる基礎力
資格や小手先のテクニックよりも、ベースとなる理解力、記憶力、応用力の3つが重要だと考えています
・理解力:学んだことを理解し咀嚼する力
・記憶力:一度学んだことを覚えておき次にいかせる力
・応用力:学んだことから自分で考えて類似の課題に対応する力
②自分の言葉(意志)を持つこと
・自分がどうしたいか、どの方向にもっていきたいか、どこに着地させたいか
・自分の意見に自信が持てないとしばしば伝書鳩や受け身の姿勢になりがち
・自信が持てないのであれば自分の意見に自信を持てるだけの研鑽が重要
③行動に移すこと
・あれこれ考えていたり、口にしているだけではなくまずは行動に移す
・自分だけの力では非力ですから、いかにまわりの人間を巻き込んで推進できるか
プライベートとしては、ベタですが仕事のスイッチのオンオフ切り替えですかね。遊ぶときはスイッチ切り替えて全力で子供と遊びます。
ノースディテールのメンバーは、“素直”“真面目”“誠実”“堅実”といった印象が強いです。それらは”Detail”という社名に込められた想いを体現するために必要不可欠な要素であり、“ものづくり”という面において大きな強みです。言わば社のスピリットに等しいものだと思っています。
仕事として”ものづくり”に携わるということは決して楽しいことばかりではないと思いますが、どんな時でも”ものづくり”に対する誇りと情熱を大事にしていて欲しいと思います。
それは直接的にはクライアントからの信頼、最終的には会社の成長へと必ず繋がってきます。一歩一歩着実に前へ進み、10年、20年、その先も続く会社を共に創っていきましょう。