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2022.02.21 TECH

【Growi】個人的なwikiを立てました【AWS】

動機

みなさんは友人と共用のWikiは欲しくないですか? 私は欲しいです。
みなさんはサーバーとして使用できるリソースはありますか? 私はありません。
みなさんはMarkdownは好きですか? 私は好きです。

なので、AWSMarkdownで書けるフリーのwikiシステム「Growi」を立ててみました。

Growi

Growi公式サイト

Growiは下記の特徴を持つOSS開発wikiツールです

  • Markdownによる入力がメイン
  • Draw.ioと連携できる
  • DockerComposeを使った構築がデフォルト
  • Elasticsearchが検索エンジンとして用意されている

OSSにも関わらず使いたい機能がぎゅっと詰まったwikiツールとなっています。

AWS

EC2

インスタンスタイプ:t3.samll

リージョン:バージニア北部

無料枠で使用可能なインスタンスタイプ「t2.micro」で構築を試したところ、パフォーマンスが十分に得られませんでした。
構築の際はt2.small以上のタイプをお勧めします。

バージニア北部は単純に料金を安くしたかったためです。

構築手順

簡易的ですが、以下のような順序で建てました。
詳細な手順は公式ページの手順をご確認ください

  1. 後述のUserData(シェルスクリプト文)の内容を記入してEC2を構築
  2. /usr/local/growiに移動して下記コマンドを実行
    sudo docker-compose up
  3. localhost以外からのアクセスを許可

    公式ページ

  4. Let'sEncryptでSSL化

    公式ページ

#bin/bash
yum update -y
yum install git -y
amazon-linux-extras install docker
systemctl enable docker
systemctl start docker

sudo curl -L https://github.com/docker/compose/releases/download/1.16.1/docker-compose-`uname -s`-`uname -m` -o /usr/local/bin/docker-compose
sudo chmod +x /usr/local/bin/docker-compose
sudo ln -s /usr/local/bin/docker-compose /usr/bin/docker-compose

git clone https://github.com/weseek/growi-docker-compose.git /usr/local/growi

お値段

今回、EBS(30GIB)を含め24H稼働させるとなると

オンデマンド料金が月々18.18USD

1年間前払いなしSavingsPlansを利用すると月々12.49USD
となっています。

SavingsPlansが余っているようでしたら、おひとつ如何でしょうか?

感想

  • t3.smallだと同梱されているElasticSearchの挙動も安定しており、数人で使い回すには十分なスペックとなっています。
  • Docker-compose.ymlにはLet'sEncrypt用のDocker設定も記載されており、HPPT-01チャレンジでSSL証明書取得からWebサーバへの反映まで行われとても便利でした。

まとめ

今回Growiを構築しましたが、手順はとても簡素化されており詰まるところはありませんでした。
これからは得た知見を忘れないうちにガンガンGrowiで整理していきたいと思います。

持て余しているPCがありましたらGrowiを構築してみるのはいかがでしょうか?


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