EKSのAWS公式で紹介されているハンズオンを体験してみました。
EKSをはじめとしてk8sをクラウド上で構築できるサービスは多くなってきており
試してみるハードルはだいぶ下がってきたように思います。
リソースの管理、料金で不安が無いことも無かったのですが、多くの方が体験記事を書かれている
公式ハンズオンを知ったことで一念発起。挑戦することにしました。
自分のように料金に関して不安を感じながら参加される人を一人でも減らせるよう、今後の記事ではこのハンズオンで実際に発生した料金についても書いていきたいと考えています。
普段の業務ではAWSを使った見積もりを作成しています、せっかくなので本記事では、各サービスの料金情報とAWSの公式見積もりツールを使ってハンズオンで発生した料金を予測してみたいと思います。
ハンズオンのページはこちらです。
AWS公式見積もりツールはこちらです。
EKSはAWS上でk8sアプリケーションを実行可能なサービスです。
(オンプレ上も可能です)
公式ページはこちらです。
総額 10.44778 USD
順序に沿って各サービスを構築、実行していくためサービスごとの稼働時間は異なりますが
ハンズオン全体にかかった時間は約90分、
EKSの実行時間は約60分でした。
説明 | サービス | 使用時間 | 概算料金(USD) | 概要 |
Cloud9 | Amazon EC2 | 90分 | 1.02 | オペレーティングシステム (Linux), 数量 (1), Pricing strategy (オンデマンドインスタンス), ストレージ量 (10 GB), インスタンスタイプ (t2.micro) |
EKSクラスター | Amazon EKS | 60分 | 0.1 | EKS クラスターの数 (1) |
EKSノード | Amazon EC2 | 60分 | 9.29 | オペレーティングシステム (Linux), 数量 (3), Pricing strategy (オンデマンドインスタンス), ストレージ量 (30 GB), インスタンスタイプ (m5.large), ストレージサイズは未確認 |
DynamoDB | DynamoDB provisioned capacity | 60分 | 0.00078 | テーブルクラス (標準), 平均項目サイズ (全ての属性) (1 KB), データストレージサイズ (0 GB), 書き込みキャパシティユニット数(1), 読み込みキャパシティユニット数(1) https://aws.amazon.com/jp/dynamodb/pricing/provisioned/ 参照 |
Forntendイメージ格納レジストリ | Amazon Elastic Container Registry | 60分 | 0.06 | DT インバウンド: Not selected (0 TB/月), DT アウトバウンド: Not selected (0 TB/月), 保存されたデータ量 (61.8 MB あたり 月) |
Backendイメージ格納レジストリ | Amazon Elastic Container Registry | 60分 | 0.06 | DT インバウンド: Not selected (0 TB/月), DT アウトバウンド: Not selected (0 TB/月), 保存されたデータ量 (127 MB あたり 月) |
Frontend用ロードバランサー | Classic Load Balancer | 60分 | 0.025 | Classic Load Balancer の数 (1), CLB ごとに処理されたバイト数 (0 GB あたり 時間) |
作成したリソースは必ず削除しましょう。
AWSは基本従量課金方式ですので、リソースを放置しているとその分料金が発生します。
リソースは必要な時に、必要な分だけ用意しましょう!
こうして予測をしてみると、EC2のインスタンスタイプと台数を減らすことで
一気にお手軽な環境が作れそうという感じがしてきます。
少なくとも料金に不安を覚えながら構築することは無くなるのでは無いでしょうか。
実際にいくらかかったのかは来月以降ブログにて発表できたらと思います。