BLOG ブログ


2022.06.29 TECH

【AWS】EKSハンズオン【料金】

この記事はこんな方に

  • kubernetes(以下k8s)をなんとなく知っている
  • EKSをなんとなく知っている
  • k8sは管理するリソースが多そうで不安を感じている
  • EKSは料金が多くなるんじゃないかと不安を感じている
  • ハンズオンでどのくらい料金がかかるのか気になる

概要

EKSのAWS公式で紹介されているハンズオンを体験してみました。

EKSをはじめとしてk8sをクラウド上で構築できるサービスは多くなってきており
試してみるハードルはだいぶ下がってきたように思います。

リソースの管理、料金で不安が無いことも無かったのですが、多くの方が体験記事を書かれている
公式ハンズオンを知ったことで一念発起。挑戦することにしました。

自分のように料金に関して不安を感じながら参加される人を一人でも減らせるよう、今後の記事ではこのハンズオンで実際に発生した料金についても書いていきたいと考えています。

普段の業務ではAWSを使った見積もりを作成しています、せっかくなので本記事では、各サービスの料金情報とAWSの公式見積もりツールを使ってハンズオンで発生した料金を予測してみたいと思います。

ハンズオンのページはこちらです。

AWS公式見積もりツールはこちらです。

EKSとは

EKSはAWS上でk8sアプリケーションを実行可能なサービスです。
(オンプレ上も可能です)
公式ページはこちらです。

料金予測

予測金額

総額 10.44778 USD

実行時間

順序に沿って各サービスを構築、実行していくためサービスごとの稼働時間は異なりますが
ハンズオン全体にかかった時間は約90分、
EKSの実行時間は約60分でした。

内訳

説明サービス使用時間概算料金(USD)概要
Cloud9Amazon EC290分1.02オペレーティングシステム (Linux), 数量 (1), Pricing strategy (オンデマンドインスタンス), ストレージ量 (10 GB), インスタンスタイプ (t2.micro)
EKSクラスターAmazon EKS60分0.1EKS クラスターの数 (1)
EKSノードAmazon EC260分9.29オペレーティングシステム (Linux), 数量 (3), Pricing strategy (オンデマンドインスタンス), ストレージ量 (30 GB), インスタンスタイプ (m5.large), ストレージサイズは未確認
DynamoDBDynamoDB provisioned capacity60分0.00078テーブルクラス (標準), 平均項目サイズ (全ての属性) (1 KB), データストレージサイズ (0 GB), 書き込みキャパシティユニット数(1), 読み込みキャパシティユニット数(1) https://aws.amazon.com/jp/dynamodb/pricing/provisioned/ 参照
Forntendイメージ格納レジストリAmazon Elastic Container Registry60分0.06DT インバウンド: Not selected (0 TB/月), DT アウトバウンド: Not selected (0 TB/月), 保存されたデータ量 (61.8 MB あたり 月)
Backendイメージ格納レジストリAmazon Elastic Container Registry60分0.06DT インバウンド: Not selected (0 TB/月), DT アウトバウンド: Not selected (0 TB/月), 保存されたデータ量 (127 MB あたり 月)
Frontend用ロードバランサーClassic Load Balancer60分0.025Classic Load Balancer の数 (1), CLB ごとに処理されたバイト数 (0 GB あたり 時間)
AWS見積り作成ツールは本来もっと長いスパンの料金を計算するためのツールですので
一部手作業で計算を行なっています。

注意事項

作成したリソースは必ず削除しましょう。
AWSは基本従量課金方式ですので、リソースを放置しているとその分料金が発生します。

リソースは必要な時に、必要な分だけ用意しましょう!

まとめ

こうして予測をしてみると、EC2のインスタンスタイプと台数を減らすことで
一気にお手軽な環境が作れそうという感じがしてきます。
少なくとも料金に不安を覚えながら構築することは無くなるのでは無いでしょうか。

実際にいくらかかったのかは来月以降ブログにて発表できたらと思います。


一覧に戻る


LATEST ARTICLE 最新の記事

CATEGORY カテゴリー