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2022.06.17 デザイン

画像を印象的にする基本テクニック (後編)

前編では、画像を印象的にする基本テクニックである構図の代表格である
三分割法についてご紹介をさせていただきました。

さらに後編では、他にどんな構図があるのかについてご紹介をしていきます。
それではいってみましょう。

いろいろな構図

三分割法

まずは前編のおさらいの三分割法です。
画像を縦横3分割し、縦横が交差する位置にアピールポイントを合わせるという構図となっています。

補足としまして、これは全構図にいえることですが、
ピタリと線や交差する点にはめないといけない…ということではないです。
状況によって位置がズレたりするほうが良しとされることもあると思います。
ただ、狙った意図がないのであれば、基本的には合わせたほうが無難かもしれません。

日の丸構図

こちらも前編で軽く触れましたね。
この構図は、日の丸構図といいアピールポイントが中央にあり、特に強調に適している構図となります。
赤枠で囲ってある部分がアピールポイントですね。

この日の丸構図は簡単そうに見えて意外と扱いが難しい構図になります。
なぜなら、強くアピールしたいもの以外の要素を排除しないと目立ちにくいという問題があります。

上記の参考画像でも、アピールポイント以外の要素をぼかしていることがわかると思います。
日本の国旗である日の丸も、周りが白塗りされているからこそ中央の赤が目立っているんですね。

対角構図

こちらは対角構図(対角線構図ともいいます)といい、
対角線上にアピールポイントを配置する構図となります。

手前から奥、奥から手前へに向かう構図となりますので、
向かっていく、向かってくるようなダイナミックな印象を与えることができます。

シンメトリー構図

こちらはシンメトリー構図といい、
上下や左右などで鏡写しになったような構図になります。

上の画像では、下部分の水面に上部分の風景が写し込まれており、
空間が広がるような不思議な印象を与えることができています。

建造物なども左右対称となっていることが多いので、
シンメトリー構図を取り入れてみるのもいいかもしれません。

トンネル構図

こちらはトンネル構図といい、少しわかりくいかもしれませんが、
中央奥の鯉のぼりを手前の桜が囲んでいるような構図となっています。

手前を風景や人工物などで囲み、奥にアピールポイントを設置することでトンネル構図になります。
上の画像ですと右側は埋まっているわけではないですがトンネル構図といっても問題ないでしょう。

人はなにか覗き込めるようなものがあれば、覗きたいという気持ちになるという心理もあり、
この構図を用いることで、興味を持っていただきやすくなるかもしれません。

三角構図

こちらは三角構図といい、アピールポイントを三角形に配置する構図となります。
上の画像を見てみると東京タワーの威風堂々とした佇まいを演出できているかと思います。

三角形というのは安定感を与える図形となるため、三角構図を用いた画像は
見る人に安心感を与えられる構図となります。

どっしりとした画像にしたい、安定感のある画像にしたい…という希望がある場合は、
この三角構図を検討してみるとよいかもしれません。

まとめ

後編では、色々と構図をご紹介させていただきました。
説明したものが全てではなく、代表的なものの紹介となります。
この記事をご覧いただき他の構図にどんなものがあるのか、興味を持っていただければ幸いです。

また、「これを使っておけば問題ない」ということでもなく、
何を・誰に・どう見せたいかといった要素により使う構図が変わります。
そして、使う構図が変われば、画像の印象もがらりと変わるということですね。

1つの構図にこだわるのではなく、悩んだ時に
「そういえばこんな構図もあったな。試してみようかな、おっ意外とうまくハマった」と
思っていただけられるような機会が増えれば嬉しいです。

撮影した画像が思ってたイメージと違う、という場合も
各構図になるようにトリミングしてみるのもおすすめです。

ここまでご覧いただきありがとうございました。


Nariki
ライター名:Nariki
2021年6月入社のwebディレクターです。
わかりやすい、親しみやすいブログ記事をかけるよう頑張ります!

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