前置き
みなさま、k8s、EKSは活用されていますでしょうか。
私は最近ご無沙汰しております。
先日公開されましたEKSハンズオン体験記事、
今回はこちらの記事の回答編、構築したリソースが一体おいくらだったの報告したいと思います。
構築した内容、料金予想は前回記事をご覧ください。
結果発表
合計金額
総額 0.412USD
内訳
Cloud9
- サービス:Amazon EC2
- 使用時間:90分
- 概算料金(USD):1.02
- 料金(USD):0.013
- 概要:オペレーティングシステム (Linux), 数量 (1), Pricing strategy (オンデマンドインスタンス), ストレージ量 (10 GB), インスタンスタイプ (t2.micro)
EKSクラスター
- サービス:Amazon EKS
- 使用時間:60分
- 概算料金(USD):0.1
- 料金(USD):0.08
- 概要:EKS クラスターの数 (1)
EKS NATゲートウェイ
- サービス:NAT Gateway
- 使用時間:60分
- 料金(USD):0.09
- 備考:EKSクラスター作成時に同時に作成されるものだったようです当時気づいてませんでした...
EKSノード
- サービス:Amazon EC2
- 使用時間:60分
- 概算料金(USD):9.29
- 料金(USD):0.199
- 概要:オペレーティングシステム (Linux), 数量 (3), Pricing strategy (オンデマンドインスタンス), ストレージ量 (30 GB), インスタンスタイプ (m5.large), ストレージサイズは未確認
DynamoDB
- サービス:DynamoDB
- 使用時間:60分
- 概算料金(USD):0.00078
- 料金(USD):0.0
- 概要:テーブルクラス (標準), 平均項目サイズ (全ての属性) (1 KB), データストレージサイズ (0 GB), 書き込みキャパシティユニット数(1), 読み込みキャパシティユニット数(1) https://aws.amazon.com/jp/dynamodb/pricing/provisioned/ 参照
FrontEndイメージ格納レジストリ
- サービス:Amazon Elastic Container Registry
- 使用時間:60分
- 概算料金(USD):0.06
- 料金(USD):0.0
- 概要:DT インバウンド: Not selected (0 TB/月), DT アウトバウンド: Not selected (0 TB/月), 保存されたデータ量 (61.8 MB あたり 月)
BackEndイメージ格納レジストリ
- サービス:Amazon Elastic Container Registry
- 使用時間:60分
- 概算料金(USD):0.06
- 料金(USD):0.0
- 概要:DT インバウンド: Not selected (0 TB/月), DT アウトバウンド: Not selected (0 TB/月), 保存されたデータ量 (127 MB あたり 月)
FrontEnd用ロードバランサー
- サービス:Classic Load Balancer
- 使用時間:60分
- 概算料金(USD):0.025
- 料金(USD):0.03
- 概要:Classic Load Balancer の数 (1), CLB ごとに処理されたバイト数 (0 GB あたり 時間)
予想結果
予想金額を10USDとしていましたが、大きくズレてしまいました。
ズレた大きな要因はEKSノードです。
EKSノードとしてm5.largeのEC2インスタンス3台を構築する設定だったので
単純計算で9USD程度と予想していたのですが、実際の料金が発生するコンピューティング時間を元に計算すると
このような料金となる…といった結果なのだと思います。
今回の料金結果は
AWSのBillingサービスから支払い情報、
CostExplorerからNameタグ別の発生料金を元に抽出したものを採用しています。
タグを元にしている都合上、もしタグのつけ忘れたリソースがあったとしても
全体の支払い情報から1USDを超えるような不明リソースはなかったことを追記いたします。
総括
今後、料金確認をする時があるなら、活かすべき反省点は以下です。
- 既にリソースが存在するAWSアカウントorリージョンは避ける
- タグ付けは丁寧にする
- 料金計算ツールは月単位の料金計算に使うべき
- 計測は1ヶ月動かし続けて確認する
今回のEKSハンズオンは運用時の料金の参考にするのは少し難しいかもしれませんが
1USD程度でEKSの手順を確認できる素晴らしいハンズオンだということがわかりました。
このくらいの料金なら個人で試しても、会社で取り入れてもと検討いただければ幸いです。
(リソースの消し忘れにはくれぐれもご注意ください。)