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2024.06.28 デザイン

XDファイルをFigmaに変換する方法

XDの販売が終了してしまってから1年以上経過し、Figmaを使用する機会も増えてきました。今回はXDのファイルをFigmaに変換する2つの方法をご紹介します。

方法1.SVGデータコピーで変換する

一番簡単な方法です。
XDファイルから直接コピーし、Figmaに貼りつける方法です。

①XDでSVGデータをコピーする

XDで任意のファイルを開き、選択ツールでコピーしたいアートボードをすべて選択した状態で右クリック→「SVGデータをコピー」を選択します。

②Figmaでペーストする

Figmaに移動し、実行したいファイルを開き、「ここに貼り付け」を選択します。

Figmaがサポートしていないフォントは代替フォントの一覧が出ます。任意のフォントに指定します。

デザインがペーストされました。(少し様子がおかしいのは後程修正します)

方法2.プラグインを使用して変換する

Figmaのプラグイン「Convertify Sketch/Adobe/Google」を使用して、ファイルを変換する方法です。

https://www.figma.com/community/plugin/849159306117999028/convertify-sketch-adobe-google

①プラグイン「Convertify 」を起動する

プラグインを起動します。「場所を指定して開く」ボタンから、展開先のデザインファイルを選択します。

また、Figmaの一番左のメニューからプラグインを選択して起動することもできます。

②プラグイン「Convertify 」を実行する

「Import Adobe XD to Figma[BETA]」を選択します。

こちらにXDファイルをドラッグアンドドロップします。

しばし読み込み画面が出てきます。ファイルサイズにもよりますが、数十秒で変換されます。

XDファイルがFigmaファイルに変換されました!

変換後はデザインの差異を確認する

どちらの方法でも変換後に、元のXDファイルと違う点がないか確認します。

  • 元デザインとの見た目に差異がないか
  • レイヤー構造は引き継がれているか
  • フォントが別のものに置き換わっていないか
  • デザインスタイルは引き継がれているか(SVGのコピーでは引き継がれない)

などを確認していきます。画像がコピーされていなかったり、レイヤー構造が壊れていた場合は手作業で修正する必要があります。

Tips:Adobe FontsがFigmaで反映されない場合

各フォントはコンピューター内にインストールされていればFigmaでも使用できますが、Adobe Fontsは設定を変更しないと反映されない場合があります。

Adobe Creative Croudのデスクトップアプリを開き右側の「Adobe Fonts」を選択します。

Figmaで使用したいフォントの「ファミリーをインストール」ボタンを押します。これで、FigmaでもAdobe Fontsが使用できるようになります。

デザインを整えて完成

崩れていたデザインやレイヤー構造などを整えたら完成になります!

XD→Figmaの変換は簡単だが、完璧ではないので注意

今回はXDファイルをFigmaに変換する2つの方法をご紹介しました。
残念ながらどちらの方法でも完璧に移行することはできませんので、元のデータを確認し修正する必要があります。
それでも1からデザインデータを作成するよりは大幅な時間短縮になると思います。
今後はFigmaでの制作が増えていくと思いますので、是非お役立てください。


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