棒グラフや折れ線グラフといった図式化されたデータです。 様々な種類のグラフがありますが、使用されることの多い７つのグラフを説明します。
項目毎の数量を棒の図にして並べたグラフです。数量の大小は棒の長さで表します。
図面の大きさからグラフの目盛りは数が大きいほど圧縮され、各項目の大きさが比率で表されます。
幾つ違うかよりも、どれほど違うかを表したい場合に効果的です。
ある項目のある時点での数量に合った場所に点を打ち、点同士を線でつないだグラフです。
一般に縦軸に数量、横軸に時間軸を設定し、時間の変化により項目の数量がどう変わるかを表します。
棒グラフ同様、図面の大きさにより１目盛りあたりの数が圧縮されるため、比率の変化が表されます。
時間によりどのような変化が起きている（起こりそう）かを表したい場合に効果的です。
項目毎の数量を面積の大きさにしたグラフです。数量の大小は面積の大きさで表します。 性質としては棒グラフと似ています。
（例の面積グラフはサンバースト図）
2つの値を持つ項目を、測定した数だけ二次元座標に点として打つグラフです。
散布図はこれ単体でQC7つ道具の1つとして扱われています。 散布図の説明については次回行います。
複数の項目を多角形の頂点に置き、中心からの距離で各項目の数値を表します。
同じ構成要素や重要な点を持つもの同士を比較することで、それぞれの特徴が分かります。
数量の比を絵で表します。
細かい差異は分からなくなりますが、項目の大小がイメージし易くなるので、専門知識を持たない人への説明にも有効です。
数値を図に表すことで、その数が持つ意味や関係性、重要性を理解しやすくなります。
また、数値の解釈を齟齬なく共有することができるので、多人数で数値を見る際に有効です。
次回≫散布図～２項目の関係
